『FRIXION』と『MONO graph』
2015 年 9 月 17 日
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こすって消せるボールペン『FRIXION』には重宝していて、色々なタイプを使ってきた。
しかし最近、消しゴム付きシャープペンシル『MONO graph』を使うようになった。
手帳などで、同じ紙面に書いた字を何度も書き直すことがあり、FRIXIONではキレイに消せる限界が3、4回くらいだからだ。
また、日頃から中性紙を使っている自分の感覚では、やはり黒鉛の保存性は魅力であり、インクは化学反応に弱いところが気になる。特にFRIXIONは年数が経ってからどのような状態になるかは分からない。
基本的には消しゴムがすぐに使えるシャーペンであればいいのだが、これまでの製品には欠点があった。
キャップについた消しゴム自体を押して給芯する方法だと、消しゴムや手が汚れてしまう。そこで消しゴムがネジ式で隠れるようにすると、消しゴムが即座に使えなくなる。MONO graphでは、消しゴムを上部に固定し、給芯は本体の振りやクリップの押し下げで行なう。ここで、本体の振りで給芯できると、携帯して外出した際に勝手に芯が出てしまう恐れがある。ところが、MONO graphではクリップの押し上げで給芯がロックできるようになっており、手帳用の筆記用語として携帯も可能になっている。
つまり、とことん利便性が考え抜かれて設計されていることが分かる。ある意味、シャーペンの完成形と言える。
カテゴリー: 文房具