ソニーの学習リモコン『RM-PLZ430D』の故障(暴走?)と回復
ソニーの学習リモコン『RM-PLZ430D』をブラインド操作できるようになり、BDレコーダーでの動画編集も短時間でできるようになった。そんな平和なある日、リモコンがおかしくなった。どの機器の操作ボタンを押しても「TV」ボタンだけがが点灯するようになり、実際の動作では逆に「TV」の操作だけを受け付けなくなった。つまり、テレビ電源とかボリュームとか消音とかが操作できない。
リモコンのソフトウェアがエラーを起こしていると思い、電池を一度抜いて入れ直したら正常に戻った。ところが、2~3日後にまたテレビの操作だけを受け付けなくなり、電池を入れ直すと戻るという繰り返しになった。この状態は2週間ほど続いたが、とうとう、電池を入れ直しても正常に戻らなくなった。
電池が減ってくると警告音が鳴って分かるようになっているので、電池の減りが原因というのは考えられない。そもそも、購入して1ヶ月しか経ってないのに、付属のSONY製電池が切れてしまうというのはおかしい。そう思って電池の問題は考えていなかったが、修理に出すとしても確認が必要なので、新品の電池に交換してみた。しかしリモコンの不具合の状態に変化はなく、テレビの操作だけができない。
最後の手段として、せっかく記憶させた全ての機器の操作メモリーを犠牲にして、工場出荷時に戻すコマンドを実行した。しかし、全ての操作メモリーはリセットされたのにもかかわらず、不具合に変化はなかった。結論としては、これはソフトウェアの問題ではなく、チップがらみのハードウェアの問題だということだ。
あきらめて、SONYに修理(実際はたぶん交換)に出すまでこの状態で使い続けるということにした。工場出荷時に戻されたためボタン操作音がオンに戻ってしまっていたので、「決定+音量マイナス」ボタンを押してオフにした。そして次に何かボタンを押した時、この学習リモコンが正常に戻っていることに気づいた。つまり、「決定+音量マイナス」ボタンを押した時に何かが起こって、リモコンが正常に戻っていたのだ。
最終結論としては、根本的の原因は新品のはずのSONY製電池の減りであり、電池の減りにもかかわらず警告音は出ず、ソフトウェアが暴走、この暴走はリモコンを工場出荷時に戻すコマンドでもリセットされなかった。つまり、ソフトウェアの暴走の結果、フラッシュメモリーに何らかのデータが書き込まれたが、このデータ項目は工場出荷時に戻すコマンドでもリセットされないものだった。ところが、操作音をオフにするコマンドによってこれがリセットされたと推測される。
ともかく、製品自体はとても気に入っているので、修理に出さないで済んで良かった。